インターナショナルスクール · デイスクール(通学制) · 一貫校(K-12)

広島インターナショナルスクール
Hiroshima International School
広島, 日本
最終更新: 2026/05/01
Hiroshima International School(HIS)は、日本の広島にあるIBコンティニュアム(PYP、MYP、DP)を提供する英語による通学制の学校で、幼稚園からGrade 12までの約180名の生徒が在籍しています。1962年に設立され、約20か国の国籍を持つ生徒が学んでおり、その構成は日本人が約3分の1、日本と海外の文化背景を持つバイカルチュラルな生徒が約3分の1、海外からの生徒が約3分の1となっており、「多様性・インクルージョン・平和」という理念のもとに結ばれています。広島という歴史的な土地に根ざし、HISは平和教育をカリキュラムやコミュニティ活動の中に織り込んでおり、象徴的な「Thousand Crane Club」や毎年開催される「Hiroshima-Nagasaki Peace Ride」などがその一例です。少人数のクラス編成、探究を重視したIB学習、そして専任のスクールカウンセラーの存在により、一人ひとりの生徒がしっかりと理解され、支えられながら、世界の主要大学への道を歩んでいけるようになっています。
- カリキュラム
- IB PYP / IB MYP / IB ディプロマ
- 年間授業料
- ¥1,313,000 - ¥1,701,000(2025-2026年度)
- 生徒数
- ~180
- 国籍数
- 20+
概要
Hiroshima International Schoolは、広島にある3歳から18歳までを対象としたIB PYP、IB MYP、IB Diploma Programmeの認定校です。1962年に設立され、20以上の国籍を持つ約180名の生徒が在籍しています。授業言語は英語で、...
概要ハイライト
優れたIB実績 — 17年間で合格率92.4%、平均32.5点という、世界平均の30点を上回る成績を維持
難関大学への進学実績 — 卒業生はハーバード大学、インペリアル・カレッジ・ロンドン、東京大学をはじめ、10カ国以上のトップ大学に進学
家庭的な規模 — K-12合わせて約180名という少人数体制でロールング入試を実施。小規模クラスならではのきめ細やかな学習指導と大学進学カウンセリングが可能
入学時にまとまった費用が必要 — 年間学費に加えて初期費用330,000円(登録料+施設費)と20,000円の出願料が必要
バランスの取れた多様性 — 在籍生徒は日本人家庭、国際結婚家庭、そして約20カ国からの外国人家庭がほぼ均等に分かれる構成
学費
年間授業料
¥1,313,000 - ¥1,701,000(2025-2026年度)
出願料
¥20,000
初年度概算総額
¥1,553,000
その他の費用
入学金
¥220,000
カリキュラムと教育
授業言語
授業言語
必修 / 選択
認定・加盟団体
1 件進学実績
92.4%
大学進学率
大学進学先
入学案内
入学概要
HISは国際的または国内での転居に対応するため、年間を通じていつでも出願を受け付けており、決まった締め切りはありません。英語の出願書類を提出する前に、まずはお問い合わせのうえ、学校見学にお越しいただくことをお勧めしています。提出後、生徒は校長との面談を受け、学年に応じた英語の読み書きと数的能力に関する入学審査を受けます。必要書類は、署名済みの入学申込書、健康診断書、既往歴・学業歴、教師による推薦状、過去2年分の成績証明書、パスポートまたは出生証明書です。入学が許可されるのは、HISが生徒のニーズに応えられ、かつその生徒がコミュニティに良い影響をもたらせると判断された場合に限られます。
入学要件
1〜8年生, 9〜12年生
英語要件: 上級英語
面接必須 (対面)
出願料: 20,000
幼児部・幼稚部
英語要件: 上級英語
面接必須 (対面)
出願料: 20,000
重要日程
入学をお考えのご家庭向けのオープンキャンパスデーです。
学校生活
サポート・ウェルビーイング
- 学習支援
- あり
- カウンセラー
- 1名
課外活動
5 件チームスポーツ(1)
音楽(1)
学校独自の活動(3)
対象学年: 中高等部
施設
4 件学校独自の施設(4)
アクセス
交通アクセス
スクールバス
スクールバスは年間利用料にてご利用いただけます。
送迎費用: ¥235,000
キャンパス
メインキャンパス
Hiroshima International School
広島県広島市
Schoozy インサイト
HISの中心にある平和、多様性、そして探究心
HISは広島の平和の遺産を教育理念の核に据え、IBのフレームワークを活用しながら、あえて多様性を重視したコミュニティの中で、グローバルな視野と探究心を備えた生徒を育んでいます。
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都市の記憶を映す学校
Hiroshima International Schoolは、国際教育の世界において独自の象徴的な位置を占めています。1962年、人類史上初めて原子爆弾が投下された都市に設立されたHISは、平和への希求を学校生活のあらゆる側面に意識的に織り込んできました。公式モットーであるDiversity, Inclusion, Peace(多様性、包摂、平和) は単なる飾り文句ではなく、カリキュラムやコミュニティ活動、そして入学に関する文化そのものを形づくっています。
哲学的枠組みとしてのIB連続カリキュラム
HISでは、国際バカロレア(IB)の全課程 を提供しています。PYP(幼児期からGrade 5まで)、MYP(Grade 6〜10)、そしてDP(Grade 11〜12)です。この一貫性には哲学的な意味があります。生徒たちは幼少期から大学進学準備に至るまで、同じ探究型・概念主導型のアプローチを経験するのです。IBの学習者像(好奇心旺盛、思いやりがある、信念を持つ、心を開く、バランスが取れているなど)は、グローバル市民性と奉仕を重んじるHISの理念と深く共鳴しています。
同校では、成績順位や学業表彰を明確に設けていません。これは、競争によるポイント獲得よりも、内発的な動機づけと習熟そのものが重要であるという考えに基づいています。教師とカウンセラーは協力し合いながら、生徒一人ひとりの主体性――自らの学びを方向づけ、世界に対して目的を持った行動を取る力――を育んでいます。
実践としての平和教育
広島の歴史は、HISにおいて単なる背景ではなく、教育的に生きた存在です。Thousand Crane Club(千羽鶴クラブ) では、生徒たちが世界各地から送られてくる折り鶴を集め、広島の子どもの平和記念碑に捧げます。これは、世界規模の希望の表現を、地域に根ざした追悼の行為へと結びつける活動です。2015年には高校生たちがPeace Ride を立ち上げました。これは広島と長崎の平和記念公園を結ぶ、年に一度の450kmにおよぶ自転車の旅であり、体力的に過酷な挑戦であると同時に、生徒たちによる社会的行動表明でもあります。
こうした取り組みは、HISがIBのCAS(創造性・活動・奉仕)要件を、広島ならではの色合いを持つプロジェクトを通じて実践していることを示しています。抽象的な価値観に、具体的で記憶に残る形を与えているのです。
生きた経験としての多様性
わずか180名という小規模な学校でありながら、約20か国 もの国籍が集うHISでは、多様性は理想論ではなく日々の現実です。コミュニティは、日本人生徒、バイカルチュラル(異文化背景を持つ)生徒、そして海外からの駐在員家庭の生徒という、おおよそ三つのグループにほぼ均等に分かれています。授業はすべて英語で行われますが、学校は地元の日本人家庭と、外交官や企業駐在員の家庭の両方に対応しています。この多様な構成により、生徒たちは体系立てられた「多様性プログラム」を通してではなく、教室で隣に座る仲間との日常的な関わりを通じて、自然に異文化理解力を育んでいくのです。
平和と保護者の関わりで結ばれた、絆の深いコミュニティ
HISは、誰もが参加しやすいPTA活動、定期的に開催される保護者向けイベント、そして家族や生徒、広島地域全体を巻き込む平和活動を通じて、非常に結束力の強い学校コミュニティを育んでいます。
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コミュニティの資産としての規模
幼稚園から12年生まで、HISの全校生徒数は約180名 と、どの基準で見ても小規模な学校です。学校側はこれを堂々と強みとして打ち出しており、「一人ひとりが顔の見える少人数クラス」という表現が公式資料の中で繰り返し使われています。教員は学年を越えて生徒たちと深い関係を築いており、カウンセラーはEC(幼稚園)から12年生までの全学年を一貫して担当することで、子どもの学校生活全体を通じた支援の継続性を実現しています。
PTA:開かれた、会費不要の、活発な組織
HISは非常に開放的な保護者と教師の会(PTA) を運営しており、すべての保護者と教員が自動的に会員となり、しかも会費は一切かかりません。会費が不要で、加入が自動であるという点には、保護者の関与は任意のオプションではなく、権利であり責任であるという学校の理念が表れています。PTAはイベントの運営やボランティア支援の提供を行い、家庭と学校をつなぐコミュニケーションの架け橋としての役割も果たしています。定期的に開催される保護者・教師・生徒面談 や、気軽な雰囲気の「Parent Coffee」セッションを通じて、家庭は常に学校の状況を把握し、関わり続けることができます。
地域行事と節目の出来事
2021年4月に行われたHISの新キャンパス開校式は、この学校が広島の市民生活にいかに深く根ざしているかを物語っています。この式典には広島県知事と広島市長が出席し、理事会や保護者への感謝のスピーチも行われました。生徒によるオーケストラ演奏も披露され、この地域社会において芸術が単に容認されているだけでなく、真に大切にされていることがうかがえます。わずか180名の学校の式典に県や市の要職者が出席するという事実は、HISが外国人コミュニティの中だけでなく、広島という街全体において意義ある存在として認識されていることを示しています。
生徒主導の平和活動
HISにおけるコミュニティは、キャンパスの門を越えて広がっています。ピース・ライド(広島から長崎までの450kmを自転車で走破する活動)は、原爆投下から70周年にあたる2015年に、高校生のリーダーシップ生徒たちによって始められました。これは以来、毎年恒例の行事となっています。また、千羽鶴クラブ では、あらゆる年齢の生徒たちが折り鶴を集め、原爆の子の像へ届ける活動に取り組んでいます。これら二つの活動は、生徒主導で、心に響く形で、学校コミュニティを広島の世界的な平和への使命と結びつけています。
温かく迎え入れる文化
学校の紹介ページには、キャンパスを訪れた人の多くが、ほんの数分のうちにHISの環境がいかに「すばらしく包容力があり、支え合いに満ちている」かを実感すると記されています。この自己評価は、会費無料のPTA、常勤カウンセラー、明確な社会性・情動学習(SEL)プログラム、そして児童保護方針といった制度的な裏付けによって支えられています。広島に新しく来た家族、とりわけまだ社会的なつながりを持たない状態で赴任してきた外国人家庭にとって、HISのコミュニティは真の意味での「居場所」を提供してくれる存在だといえるでしょう。
優れたIBの実績と幅広い大学進学実績
HISはIB Diplomaの合格率92.4%(2007年~2024年)を記録しており、卒業生はHarvardやImperialから早稲田大学、Melbourneまで、世界の有力大学へ進学しています。
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IBの結果から見えるもの
Hiroshima International Schoolは、少なくとも2005年(IB認定が確定した年)からIBディプロマ・プログラムを提供しており、長年にわたり優れた実績を積み重ねてきました。公表されている長期合格率92.4%(2007年〜2024年)と平均得点32.5点 は、世界のIB平均点であるおよそ30点と比較しても遜色のない数字です。2024年度の卒業生は平均30点 を記録しており、これは世界的な基準と一致するもので、多くの学校の成績に影響を及ぼしたポストコロナの混乱にもかかわらず、安定した成果を上げていることがうかがえます。
HISでは、Grades 9〜12(MYPおよびDP)の各教科においてIBの1〜7の評価スケールを採用しています。学内順位や学業成績による表彰は意図的に設けられておらず、これは「習熟度や内発的な意欲こそが、競争的な採点よりも長期的な成功を予測する上で優れた指標である」という学校の教育理念に基づいています。卒業には、最低23科目のIB認定コースの修了(各科目3以上の評価)、CASプログラムの完了、そして良好な出席状況が求められます。
進学先大学:その広がりと質
HISの卒業生は、少なくとも7か国の大学に進学しています。在校生180名という学校規模を考えると、その進学先の広がりは驚くべきものです。
- 日本: University of Tokyo、早稲田大学、慶應義塾大学、国際基督教大学、Hiroshima University
- 米国: Harvard University、UC Berkeley、UCLA、UCSD、UCSB、NYU、Northeastern
- 英国: Imperial College London、UCL、University of Edinburgh、King's College London、Queen Mary London、Warwick、Durham
- オーストラリア: University of Melbourne、Monash、UNSW
- カナダ: University of British Columbia、Simon Fraser、University of Victoria
- 韓国: KAIST、Yonsei University
- 欧州: Charles University(チェコ)、Tallinn University(エストニア)、University of Frankfurt(ドイツ)
このような進学先の広がりは、HISの大学進学カウンセリングが、複数の国の出願制度に同時に対応する生徒たちをしっかりと支えていることを示しています。これは、小規模な学校にとって決して簡単なことではありません。英国の大学から出された条件付き合格については、すべてその後条件を満たして正式合格に至っていると報告されており、これは同校の学業面での準備の確かさを示すものです。
成果を支える支援体制
同校の成果は、専任の支援体制によって支えられています。スクールカウンセラーが中等部の生徒を対象に大学進学およびキャリアカウンセリング を専門に担当しており、外部のプロフィールでも「University Counsellor」というスタッフの存在が独自に確認されています。ラーニングサポートチームは、EAL(English as an Additional Language:追加言語としての英語)プログラムや個別の学習支援を提供し、サポートを必要とする生徒が学習面で遅れを取らないよう配慮しています。「大学進学の条件はすべて満たされている、あるいはそれ以上の成果を上げている」という学校自身の言葉は、その進学準備体制に対する確かな自信を反映しています。
年間を通じて随時受付、締め切りを設けない「関係重視」の入学審査
HISでは、柔軟で家庭を重視した入学選考を行っています。決まった出願期限はなく、随時入学を受け付けており、校長による面談を実施した上で、選抜的な定員枠にとらわれず、生徒と学校との相性を総合的に見極める方式を採用しています。
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通年入学制度:家族に優しいモデル
多くのインターナショナルスクールが年に一度の入学時期を設けているのに対し、HISは年間を通じて 出願を受け付けています。これは、学期歴に沿うことがほとんどない企業駐在や外交官の赴任という現実に対応するために意図的に設計された制度です。ご家庭には、正式な出願を決める前に、まず問い合わせや見学を通じて学校と接点を持つことが推奨されており、これにより単なる事務的な手続きではなく、相談を重視した第一印象を作り出しています。
出願プロセス
すべての出願書類およびやり取りは、授業で使用される言語である英語 で提出する必要があります。必要書類は多岐にわたりますが、インターナショナルスクールとしては標準的な内容です。
- 署名済みの入学申込書
- 健康診断書
- 医療歴および学業歴
- 教員による推薦状
- 過去2年間の成績証明書
- 本人確認書類(パスポートまたは出生証明書/戸籍謄本)
HISは柔軟な対応も示しており、特別な事情によりすべての書類をすぐに用意できないご家庭は、入学審査チームと代替案について相談することができます。
選考:選抜よりも適合性を重視
出願後、生徒は校長面接 を受け、英語の読み書き能力および算数・数学の力を測る年齢相応の入学試験を受けます。重要なのは、こうした評価の目的が、最も学業成績の優れた生徒を選び出すことではなく、「生徒のニーズがHISによって満たされるかどうか」、そして生徒が「コミュニティに貢献できるかどうか」を見極めることにあると明言されている点です。これは、学業成績よりも適合性を重視する、全人的な入学審査の方針といえます。
保護者には、なぜ子どもにインターナショナル教育を受けさせたいのかが尋ねられ、面接では生徒自身の学校生活の経験や期待についても話し合われます。公表された合格率や選抜定員はなく、全校生徒数は約180名、クラス規模も小さいため、定員には限りがあるものの、従来の意味での「狭き門」の学校として運営されているわけではないようです。
ご家庭にとっての実際的な意味
通年での受け入れと適合性重視の選考により、HISは年度途中で広島に赴任してくるご家庭にとってもアクセスしやすい学校となっています。これは、広島の活発な企業・国際コミュニティにおいてよく見られる状況です。正式な奨学金や学費援助制度がないため、ご家庭は最初から全額の学費を見込んでおく必要があります。EAL(英語補習)のサポートを必要とする可能性のあるご家庭は、同プログラムに年間追加で¥100,000の費用がかかる点に留意してください。「クラス定員に限りがあるため早めの出願を」という学校からの助言は、それ以外は柔軟なプロセスの中で唯一、緊急性を感じさせる部分です。
子どもの心と体の健やかな成長を支える:EC(幼児部)からGrade 12までのカウンセリング、SEL、セーフガーディング
専任カウンセラーが全学年を対象に、個別サポート、社会性・情動学習(SEL)プログラム、進級・転校時のトランジションサポート、大学進学カウンセリングを、しっかりとしたセーフガーディング体制のもとで提供しています。
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あらゆる学年に対応するカウンセラー
HISでは、幼児部からGrade 12までを担当する専任のフルタイムカウンセラー を配置しています。この対応範囲の広さはHIS規模の学校としては珍しく、最低限の基準を満たすだけでなく、生徒の心の健康に対する学校としての真摯な姿勢を示すものです。カウンセラーは以下のようなサポートを提供しています。
- 個人的、家庭的、あるいは学業上の課題に直面する生徒に対する個別および少人数グループでの情緒面・社会面のサポート
- 自己認識、共感力、感情のコントロール、レジリエンスなどを扱う、担任教員と連携した社会性と情動の学習(SEL)プログラム の提供
- 転入生オリエンテーションを含む転校生サポート — HISには転校を頻繁に経験する流動性の高い生徒層が在籍していることを踏まえた取り組み
- 中等部生徒を対象とした、大学リサーチ、出願エッセイ、卒業後の進路計画をサポートする大学進学・キャリアカウンセリング
カリキュラムとしてのSEL
HISにおける社会性と情動の学習は、付随的なものではなく、学校の日々の教育実践に組み込まれています。自己認識、共感力、レジリエンスを明示的に教えることは、IBラーナープロファイルおよび学校が掲げる平和教育の理念とも合致しています。生徒たちは学業面で世界に備えるだけでなく、情緒面でも世界に対応できる力を身につけています。
セーフガーディングと子どもの保護
HISは厳格な子ども保護に関する方針 を掲げており、これは多くの小規模なインターナショナルスクールにおいて従来対応にばらつきが見られてきた分野です。学校の資料には正式なセーフガーディングの枠組みが明記されており、カウンセラーもこの枠組みの中で活動しています。教員とカウンセラーは、定期的な面談や家庭との連絡を通じて保護者と密接に連携し、懸念事項の早期発見に努めています。
学習サポート
心のケアに加え、学校では学業面でサポートを必要とする生徒向けに学習支援 も提供しています。これには、年齢相応の英語力がまだ十分でなく、フルカリキュラムへのアクセスに困難がある生徒を対象としたEALプログラム(年間追加費用¥100,000)も含まれます。この情緒面・学業面の両方をカバーする支援体制により、より規模が大きく、きめ細やかな対応が難しい学校では苦労するかもしれない生徒にも、HISでは着実に力を伸ばせる機会が用意されています。
入学案内を徹底解説
HISでは、通年で随時入学を受け付けており、柔軟な入学要件のもと、英語と数学の能力を確認するテストを実施しています。少人数クラスでの学びを重視し、競争よりも一人ひとりに合った環境づくりを大切にしています。
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入学に関する概要
Hiroshima International Schoolは、ロー リング・アドミッション制度(年間を通じた出願受付)を採用しており、国内・海外からの転居に対応するため、一年中出願を受け付けています。この柔軟な方式は、同校が対応している流動性の高い国際コミュニティの実情を反映したものであり、固定の出願締切や入学受付期間は設けられていません。
入学審査では、厳格な学力競争よりも、個人的なつながりと相互の相性が重視されます。全校生徒数は約180名(K〜12年生) と少人数体制を意図的に維持しているため、各学年の受入枠は限られていますが、学校側は生徒のニーズがHISの提供できる内容と合致するかどうかを重視しています。
出願プロセス
最初のステップ
出願を検討している家庭には、以下が推奨されています。
- 入学事務局へ直接問い合わせる
- キャンパスを訪問し、学校の環境を実際に体験する
- 英語での出願書類を提出する
すべての出願書類およびやり取りは英語で提出する必要があり、これは同校の授業言語を反映するとともに、家庭側が言語面での要件を理解していることを確認するためのものです。
必要書類
出願者は以下を提出する必要があります。
- 入学願書(署名済み)
- 健康診断書
- 既往歴・学業歴
- 教員による推薦状
- 過去2年分の成績証明書
- 本人確認書類:パスポート、出生証明書、または戸籍謄本の写し
家庭が正当な理由で必要書類をすべて揃えることが難しい場合、学校側は柔軟に対応する姿勢を示しており、出願者には事情を入学事務局のスタッフに直接相談するよう勧めています。
選考・面接
出願書類の提出後、生徒は通常以下のプロセスを経ます。
校長面接:生徒本人と保護者双方との面談を通じて、以下の点が確認されます。
- 子どもが好きなことやHISに期待していること
- 保護者がなぜ子どもに国際教育を求めているのか
- 家庭の価値観や方針が学校のそれと合致しているか
- 入学プロセスに関する質問への対応
入学適性テスト:年齢に応じた診断的テストにより、以下が評価されます。
- 英語の読み書き能力(読解、作文、理解力)
- 数的能力(学年に応じた数学的思考力)
- 探究型のIBカリキュラム への学習準備度
これらの評価は競争的なものではなく、明確に診断的な目的を持っています。すなわち、HISが当該生徒のニーズに応えられるかどうか、そして追加的な支援(英語を母語としない生徒向けのEAL(English as an Additional Language)サービスなど)が必要かどうかを見極めるためのものです。
入学審査の方針
HISの入学審査基準の中心にあるのは相互の適合性 です。同校は以下の条件が満たされた場合にのみ生徒を受け入れます。
- 生徒の学力面・言語面のニーズがHISの持つリソースで十分に対応可能であること
- 生徒が学校コミュニティに積極的に貢献できること
- 家庭が同校の国際的かつ探究型の教育理念に対して真摯なコミットメントを示していること
このため、入学審査では学力だけでなく、以下の点も考慮されます。
- 英語力(現時点での能力、またはEALサポートによる伸長可能性)
- 生徒の人柄や社会的な準備度
- IBの教育方針に対する家庭側の理解と合致度
- 多様性に富み、平和を志向するコミュニティに積極的に関わる意欲
同校は、選考プロセスの中で生徒に学習面・言語面の支援が必要かどうかを判断し、その上で、適切な支援を提供できる体制があるかどうかに基づいて入学の可否を決定すると明言しています。
選抜性と競争率
HISは合格率、募集人数の上限、待機リストの運用方針などを公表していません。しかし、いくつかの要因から中程度の選抜性 があることがうかがえます。
- 全校生徒数が少ない(各学年おおよそ15〜20名程度)
- 専用に設計されたキャンパスの物理的な収容能力に限りがある
- 英語力、あるいは現実的にEALで対応可能な水準であることが求められる
- コミュニティへの貢献や価値観の合致が重視される
クラス人数に限りがあるため、早めの出願が推奨されていますが、ロー リング・アドミッション制度により、家庭は一年中いつでも空き状況について問い合わせることができます。学年によって空き状況は異なり、生徒の入れ替わりの状況により、ある年は他の年よりも空きが多くなる場合もあります。
特別な配慮事項
英語サポート
英語力が発達段階にある生徒でも、以下の条件を満たせば入学が認められる可能性があります。
- 選考テストの結果、EALプログラムから十分な効果を得られると判断された場合
- 保護者がEALの追加費用(年間¥100,000)の負担に同意している場合
- 生徒が母語において十分な学力を示している場合
- 家庭が集中的な言語習得の必要性を理解している場合
英語をまったく学んだことがない生徒の場合、すべての授業が英語で行われることに加え、入学適性テスト自体も基本的な英語理解を前提としているため、対応が難しい場合があります。
学期途中での入学
年間を通じた入学受付制度は、特に以下のようなケースに対応するためのものです。
- 広島への企業転勤
- 海外からの転居
- 日本国内の他地域からの転居
- 他の国際学校からの転入
学期途中で入学する生徒も同じ選考プロセスを経ますが、学校側は新入生が既存のクラスコミュニティに円滑に溶け込めるよう配慮しています。
キャンパス見学
HISは、出願前にキャンパスを訪問することを強く推奨しています。同校のウェブサイトには、訪問者が「素晴らしく包容力のある、支え合いの精神に満ちた」環境をすぐに実感できると記載されており、学校文化を実際に体験することが、家庭が相性について的確な判断を下す助けになるとされています。
また、同校ではウェブサイトのカレンダーで告知されるOpen Campus(オープンキャンパス) イベントも定期的に開催しており、複数の家庭が施設を見学し、教職員と交流できる機会を提供しています。
出願スケジュールと費用
出願料
¥20,000(返金不可)
入学時にかかる追加費用
入学が認められた家庭は、以下の費用を支払う必要があります。
- 登録料:¥220,000(一回限り)
- 施設維持費:¥110,000(K以上の学年で一回限り)
これらの一回限りの費用は出願料に加えて合計¥330,000となり、年間学費が始まる前の段階で相当な初期費用が必要となります。
審査にかかる期間
明確には記載されていませんが、校長面接や診断テストを含む個別対応型の入学審査プロセスであることから、初回の問い合わせから最終決定までに数週間を要すると考えられます。学期途中での転入を計画している家庭は、出願審査に十分な時間的余裕を持たせておくことが望まれます。
HISの入学審査で評価される生徒像
入学審査では、以下のような生徒が有利になる傾向があります。
- 実用的な英語力、または高い言語習得能力を持っている
- 探究型学習に対する好奇心と自発的な意欲を示す
- 情緒的な成熟度と社会性における準備が整っている
- 国際教育の価値観に真摯にコミットしている家庭の出身である
- 自身の興味や教育上の目標を自分の言葉で説明できる
一方で、以下のような場合には出願が難しくなる可能性があります。
- 英語にほとんど触れた経験がなく、集中的な支援計画もない
- 高度に構造化された、テスト重視の教育法を必要としている
- 教育理念への合致よりも、社会的なステータスを主な目的として志望している
- HISの対応能力を超える、大規模な学習支援を必要としている
多様性について
在校生の構成は、日本国籍の生徒が約3分の1、バイカルチュラル(二文化的背景を持つ)な生徒が約3分の1、そして約20か国の国籍を代表する海外からの生徒が約3分の1となっており、入学審査が地元家庭と海外家庭のバランスをうまく取っていることを示しています。この多様性は意図的なものであり、グローバルな教育を求める広島在住の家庭と、英語で教育を受ける必要がある海外家庭の双方に対応するというHISの使命を反映しています。
実践的なアドバイス
出願を検討している家庭には、以下が推奨されます。
- 志望学年の空き状況を把握するため、早めに入学事務局へ連絡する
- 必要書類を計画的に準備し、成績証明書や推薦状の依頼に時間の余裕を持たせる
- 可能であればキャンパスを訪問し、志望する生徒本人にも学校の環境を体験させる
- 英語力を正直に見極め、必要であればEALの選択肢について相談する
- 学費以外の一回限りの入学費用も含め、総費用を予算に組み込む
- 面接の場では教育的価値観を明確に伝える
ロー リング・アドミッション制度は柔軟性を提供する一方で、入学枠は年間を通じた在籍状況や家庭の転居の動向によって埋まっていくため、家庭側の積極的な行動が求められます。
大学進学実績分析
HISの卒業生はIBディプロマ合格率92.4%を達成しており、平均スコアは32.5点に上ります。卒業生はハーバード大学、Imperial College London、University of...をはじめ、世界トップクラスの大学へ進学しています。
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概要
Hiroshima International School(HIS)は、卒業生の大学進学実績において高い水準を示しており、世界各国の高等教育機関へ生徒を送り出す確かな実績を築いています。IB一貫教育校としてディプロマ・プログラム(IB Diploma Programme)を提供するHISは、学問的な厳格さと充実した大学進学カウンセリング体制で評価されています。
IBディプロマの成績
長期的な実績
HISは、IBディプロマ・プログラムを提供してきた17年間にわたり、優れたIB実績を維持しています。
- 総合合格率:92.4%(2007年~2024年)
- 長期平均スコア:32.5点
- 2024年卒業生の平均:30点
これらの実績は、通常30点前後とされる世界のIB平均スコアと比較しても特に注目に値します。HISは常にこの基準を満たすか、それを上回っており、生徒全体にわたる確かな学問的準備を示しています。
同校の報告によると、卒業生は大学の入学条件をすべて満たすか、それを上回っているとのことです。これは、生徒が単に大学に合格するだけでなく、志望校に入学するために必要な要件をしっかりと満たしていることを示しています。
卒業要件
Hiroshima International School高等部の卒業資格を取得するためには、生徒は以下を満たす必要があります。
- IB認定コースを最低23科目修得(成績3以上)
- Creativity, Activity, Service(CAS)要件を満足に達成
- 在学期間中の出席状況の維持
生徒はGrade 11~12の間に、フルディプロマの取得を目指すか、個別のIB認定コースを選択するかを選ぶことができ、それぞれの学習方針や大学進学戦略に応じた柔軟な対応が可能です。
大学進学先
地域別の分布
HISの卒業生は複数の大陸にわたる大学に進学しており、多様な教育制度や文化的背景に対応できるよう生徒を育成してきた同校の実績を示しています。
日本
国内の大学進学先には、日本を代表する名門校が含まれます。
- 東京大学
- 早稲田大学
- 慶應義塾大学
- 国際基督教大学
- 広島大学
- その他の地域および国立大学
アメリカ
アメリカの大学への進学実績は、名門私立大学から主要な公立研究大学まで幅広く及びます。
- Harvard University
- カリフォルニア大学(Berkeley、UCLA、UCSD、UCSB)
- New York University
- Northeastern University
- Ohio State University
- San Diego State University
イギリス
イギリスの大学進学先には、トップクラスのラッセル・グループ(Russell Group)加盟校が含まれます。
- Imperial College London
- University College London
- University of Edinburgh
- King's College London
- Queen Mary University of London
- University of Warwick
- Durham University
同校によると、イギリスの大学からの条件付き入学許可(conditional offer)は、その後すべて卒業生によって満たされており、学業面での確かな取り組みの継続性を示しています。
オーストラリア
- Monash University
- University of Melbourne
- University of New South Wales
カナダ
- University of British Columbia
- Simon Fraser University
- Carleton University
- University of Victoria
韓国
- KAIST(韓国科学技術院)
- 延世大学校(Yonsei University)
- 仁荷大学校(Inha University)
- 韓京大学校(HANKYONG National University)
ヨーロッパ
- Charles University(チェコ)
- Tallinn University(エストニア)
- University of Frankfurt(ドイツ)
進学傾向の分析
大学進学先の広がりは、いくつかの重要な強みを反映しています。
- グローバルな移動性:生徒は複数の教育制度にわたる出願プロセスをうまく乗り越えています
- 学問的な準備:非常に選抜性の高い大学への合格は、競争力のある学業成績を証明しています
- 文化的適応力:進学先は多様な地理的・文化的背景に及んでいます
- バランスの取れた結果:名門校と実力のある地域大学が混在していることは、現実的なカウンセリングと生徒自身の自己評価の的確さを示しています
大学進学カウンセリング支援
専門リソース
HISは、生徒支援プログラムを通じて充実した大学進学・キャリアカウンセリングを提供しています。同校には中等部の生徒を専門に担当する大学カウンセラー(University Counsellor)が配置されており、以下の分野を支援しています。
- 大学の情報収集と選定
- 出願戦略とスケジュール管理
- エッセイおよび志望理由書の作成支援
- 面接対策
- キャリアガイダンスと将来設計
- 奨学金や学費支援に関する情報提供(該当する場合)
カウンセリングの方針
スクールカウンセラーは教員と密に連携し、生徒一人ひとりのニーズに対応するとともに、学業成績と大学進学目標との整合性を確保しています。この統合的なアプローチにより、以下が可能となります。
- 学業上の強みや伸ばすべき点の早期発見
- 大学の要件に合わせた個別の科目選択
- 出願目標に向けた生徒の進捗の継続的なモニタリング
- プロセス全体を通じた家庭との定期的なコミュニケーション
保護者・教員・生徒の三者面談では、家庭が大学進学計画について話し合い、生徒の進捗に関する最新情報を得るための機会が体系的に設けられており、関係者全員が情報を把握し、関与し続けられるようになっています。
教育理念と大学進学への準備
探究型学習
HISは、世界中の大学が重視するスキルを育む、探究を基盤としたIB学習を重視しています。
- 批判的思考力と分析力
- 自主的な研究能力
- 文章および口頭でのコミュニケーション力
- 時間管理と自己管理能力
- 異文化理解
評価方針
同校は生徒の順位づけや学業成績による表彰を行っておらず、これは競争よりも習熟と個人の成長を重視する姿勢を反映しています。この理念には以下の効果があります。
- 不健全な学業的プレッシャーの軽減
- 真の知的好奇心の促進
- 内発的動機づけの育成
- 大学レベルの自律的学習への準備
成績評価はGrade 9~12においてIBの1~7段階評価に基づいて行われ、大学側が理解し、評価する国際的に認知された成績指標を提供しています。
追加サポート
HISは、追加のサポートを必要とする生徒のために、学習支援および英語追加言語(EAL)クラスを提供しており、多様な生徒層全体にわたる高い学業成果の維持に寄与しています。このサポート体制は、同校の一貫した大学進学実績の成功を支える基盤となっています。
ご家庭へのご検討事項
強み
- IBディプロマにおける高い合格率とスコア
- 世界のトップクラスの大学への進学という実証済みの実績
- 経験豊富なスタッフによる専門的な大学進学カウンセリング
- 少人数クラスによる個別対応の充実
- グローバルな大学から高く評価される国際的な視点
留意点
- 学校別の具体的な合格率に関する公開データがない
- 卒業生が受けた奨学金や特別支援に関する情報がない
- 具体的な専攻分野やプログラムに関する詳細情報が限られている
- 卒業クラスの人数が比較的少ないため、傾向を判断するためのデータ数が限られる可能性がある
生徒像
HISの大学進学実績において力を発揮する生徒には、一般的に以下のような特徴が見られます。
- 自主性と知的好奇心を備えている
- CAS、Extended Essay、TOKといったIBの総合的な要件に積極的に取り組む
- 中等部の早い段階からカウンセリングリソースを活用する
- 在学期間を通じて安定した学業成績を維持する
- 出願エッセイや面接に対応できる高い英語力を身につけている
結論
Hiroshima International Schoolの大学進学実績は、世界各国の高等教育機関へ生徒を送り出す一貫した成功を示しています。92.4%というIBディプロマ合格率、世界基準を上回る平均スコア、そして6つの大陸にわたる名門大学への合格実績を有するHISは、多様な学問的進路を目指す生徒にとって確かな基盤を提供しています。厳格な学業準備、専門的な大学進学カウンセリング、そしてグローバルな視点に基づく教育理念の組み合わせにより、HISの卒業生は国際的な大学入試において効果的に競争できる立場にあります。
校風とコミュニティ
HISは20の国籍から成る多様で平和を重視するコミュニティを育み、保護者の積極的な参加、探究型のIB学習、そして独自の平和活動イニシアチブを特徴としています。
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コアバリューと教育理念
Hiroshima International Schoolは、「多様性、インクルージョン、平和(Diversity, Inclusion, Peace)」 を明確に掲げています。これはこの学校が位置する広島という土地に深く根ざした価値観です。教育理念では、「変化し続ける世界の中で平和のために行動する」責任ある地球市民を育てることに重点を置いており、これは広島の歴史的意義と直接つながっています。一人ひとりが認識される少人数クラスの中で、HISは探究型教育を通じて生徒の主体性を育み、学びへの純粋な愛情を育んでいます。
生徒層の多様性
HISには約180名(K〜12年生) の生徒が在籍し、およそ20の国籍 を代表する、真に多文化的な環境が形成されています。人口構成には意図的な多様性が反映されています。
- 日本人生徒が約3分の1
- バイカルチュラル(複数文化背景を持つ生徒)が約3分の1
- 海外からの帯同家庭(Expat)の生徒が約3分の1
授業はすべて英語 で行われ、グローバルな教育を求める地元の日本人家庭と、広島に移り住む国際家庭の両方に対応しています。この構成により、生徒たちは抽象的な概念としてではなく、日々の生きた現実として本物の異文化交流を経験することができます。
少人数クラスによるコミュニティ
全学年を通じて総在籍数が約180名という規模のため、クラスの人数は意図的に少人数に保たれています。この親密な規模感により、教職員も同級生も「すべての生徒を知っている」状態が実現しています。学校は競争的な仕組みを明確に避けており、クラス順位もGPA算出も学業に関する表彰も存在しません。これは、比較よりも習熟度を重視した学びと個人の成長を優先する教育理念を反映しています。
IBの評価制度(9〜12年生では1〜7段階評価)は、相対的な成績ではなく実証された理解度に重点を置いており、競争よりも協働の中で力を発揮する、自発的な学習者に適しています。
保護者・家族の関わり
家族の関わりはHISのコミュニティ生活における重要な柱です。保護者教師会(PTA) は、すべての保護者と教師が自動的に会員となる仕組みで運営されており、会費は一切かかりません。この仕組みにより、すべての人が参加でき、アクセスしやすい環境が確保されています。
定期的な交流の機会には以下が含まれます。
- 年に複数回開催される保護者・教師・生徒による三者面談
- 気軽な交流の場となる「Parent Coffee」の集まり
- オープンキャンパスツアー(2026年3月開催予定など、日程が組まれるイベント)
- 大規模なコミュニティ行事(2021年の新キャンパス開校式典など)
2021年の校舎開設記念式典は、コミュニティとの一体感を象徴する出来事でした。広島県知事や広島市長によるスピーチ、理事会(Board of Trustees)への表彰、保護者の参加、そして生徒オーケストラによる演奏が行われ、HISが地域の行政リーダーと学校の家族たちをどのようにつなげているかを示すものとなりました。
学校は定期的なニュースレターと、活発に利用されているオンラインプラットフォーム(Toddle)を通じて、生徒の進捗状況の確認や学校からのお知らせなど、透明性のあるコミュニケーションを維持しています。
平和教育と活動
広島という土地に位置することで、HISのコミュニティには、一般的なインターナショナルスクールとは一線を画す、独自の平和に関する取り組みが根付いています。
千羽鶴クラブ(The Thousand Crane Club)
毎年、HISの生徒たちは世界中から送られてくる折り鶴を集め、伝統的な形に束ねて、広島の原爆の子の像(Children's Peace Monument) に奉納しています。この実践的なサービスラーニングは、生徒たちを広島の平和への使命に直接つなげ、追悼への具体的な貢献を生み出しています。
ピースライド(The Peace Ride)
原爆投下から70周年を迎えた2015年、HISの高校生リーダーたちは、広島と長崎の平和記念公園を結ぶ450キロメートルの自転車の旅 を毎年行う取り組みを開始しました。この生徒主導の「ピースライド」は、注目すべき若者の活動意識と、平和を訴えるための体力的な献身を示すものであり、学校を代表する伝統行事として毎年継続されています。
これらのプログラムは単なる象徴的な取り組みではなく、和解と地球的な責任という観点から生徒のアイデンティティと学校文化を形成する、実質的な取り組みです。
課外活動
平和に関する取り組みに加えて、HISでは多様な活動が提供されています。
- バレーボールやトラック競技を含むスポーツチーム
- 音楽プログラム(学校オーケストラ、充実した音楽カリキュラム)
- 野外教育(中高生向けのキャンプ旅行や遠征)
- コミュニティの関心を反映した様々な生徒クラブ
最近のニュースレターでは、バレーボールの試合への積極的な参加や、中高生向けの複数日にわたるキャンプ体験の様子が紹介されており、学校の規模がさほど大きくないにもかかわらず、充実した課外活動プログラムが行われていることがわかります。
生徒サポートとウェルビーイング
HISでは、EC(幼児部)から12年生までを担当するフルタイムのカウンセラー を配置し、以下を提供しています。
- 個別または小グループでの感情面・社会面のカウンセリング
- 自己認識、共感力、レジリエンスを育む社会性・情動学習(SEL)プログラム
- 新しく入学する生徒への移行サポート
- 中高生向けの大学進学・キャリアカウンセリング(一般カウンセリングとは別枠)
- 危機介入と継続的なメンタルヘルスのサポート
学校はセーフガーディングと児童保護 を明確に最優先事項としており、厳格な方針と定期的な研修を実施しています。教師、カウンセラー、家族は、定期的な面談と体系化された家庭・学校間のコミュニケーションシステムを通じて密接に連携しています。
学業面のニーズについては、学習サポートサービス と追加言語としての英語(EAL)プログラム により、追加のサポートを必要とする生徒が的確な支援を受けられるようになっています。EALには年間追加で¥100,000の費用がかかりますが、この投資により、英語力がまだ発展段階にある生徒も、カリキュラム全体にアクセスできるようになります。
コミュニケーションとインクルーシビティ
来校者は、キャンパスに足を踏み入れて数分のうちに感じられる「素晴らしくインクルーシブで、支えあいのある」環境について、一致して言及しています。学校は英語と日本語による二言語対応の事務コミュニケーション体制を維持していますが、すべての学業指導と入学に関する申請は英語で行う必要があります。
入学に関する考え方では、相互の適合性が重視されています。生徒が入学を認められるのは、「生徒のニーズをHISが満たせる」場合であり、かつその生徒が「コミュニティに貢献できる」場合に限られます。この双方向の視点――生徒が何を必要としているか、そして生徒が何を提供できるか――は、単なる事務的な入学手続きではなく、真のコミュニティづくりを反映しています。
理想的なコミュニティの一員
HISのコミュニティは、以下のような家族とともに発展しています。
- 従来型の試験重視モデルよりも国際的で探究型の教育 を重視する家族
- 多言語・多文化な環境 を心から受け入れる家族
- 学びにおいて競争よりも協働 を優先する家族
- 平和教育とサービスラーニング を支援する家族
- 学校生活への積極的な保護者の関わり にコミットする家族
- すべての子どもが本当の意味で知られている、小規模な学校の親密さ を大切にする家族
ここで力を発揮する生徒は、好奇心が強く、適応力があり、レジリエンスに富み、コミュニティを大切にする傾向があります。従順さや比較よりも、問いかけ、創造性、貢献が評価される環境の中で成長していきます。
実務的な留意事項
HISは通学制のみ(寄宿制なし)で運営されているため、家族は現地に居住する必要があります。年間を通じたローリング入学制度により、転居してくる家族にも対応していますが、クラス規模に限りがあるため、早めの応募が推奨されます。
学校のカレンダーは日本の学事日程に準じつつ、インターナショナルスクールの伝統も取り入れています。主要な行事、面談、休暇については、学校ウェブサイトや定期的なニュースレターを通じて十分な事前告知が行われます。
すべての書類、連絡、家族とのコミュニケーションは英語で行う必要があり、言語面での一体性が確保される一方で、英語に不慣れな家族にとっては障壁となる可能性もあります。学校は「正当な理由がある場合」には書類の要件について柔軟に対応する姿勢を示しており、英語を基盤とする体制の中でも実務的な配慮がなされています。
総費用分析
HISの学費は年間¥1.31M~¥1.70Mで、これに加えて入学時に合計¥350Kの一時金が必要です。奨学金や兄弟姉妹割引は用意されていません。
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学費体系の概要
Hiroshima International Schoolでは、学年によって費用が異なる透明性の高い料金体系を採用しています。2025-26学年度に向けて、各家庭は多額の一時的な入学関連費用と、毎年発生する経常費用の両方を予算に組み込む必要があります。
年間授業料
授業料は3つの学年区分によって異なります。
- 幼児部/幼稚園(Early Childhood/Kindergarten): ¥1,313,000
- 小中学部(Grades 1-8): ¥1,669,000
- 高等部(Grades 9-12): ¥1,701,000
これらの金額は基本授業料であり、必須の追加費用やオプションサービスの費用は含まれていません。
一時的な入学関連費用
新規入学のご家庭には、以下の3つの一時費用が発生します。
- 出願料: ¥20,000(出願時に支払い)
- 入学登録料: ¥220,000(合格時に支払い)
- 施設維持費: ¥110,000(一時的な資本拠出金)
初年度の入学関連費用合計: ¥350,000
これらの一時費用は、幼稚園(Kindergarten)以上の学年に入学する生徒に適用されます。出願料は合否結果にかかわらず返金されません。
毎年発生する経常費用
授業料に加えて、以下の費用も予算に組み込む必要があります。
キャピタルレビー(施設整備費): 年間¥100,000 - この必須費用はキャンパスの継続的な改善を支えるもので、在籍している限り毎年請求されます。
スクールバス(任意): 年間¥235,000(税抜) - 学校はバスサービスを運営していますが、独自に送迎手段を確保できるご家庭にとっては任意です。
English as Additional Language(EAL)支援(条件付き): 年間¥100,000 - EAL支援を必要とする生徒はこの追加費用を支払います。入学審査によって、生徒がこのプログラムを必要とするかどうかが判断されます。
初年度費用の具体例
スクールバスを利用する新規のGrade 6の生徒の場合:
| 費用項目 | 金額(¥) |
|---|---|
| 出願料 | 20,000 |
| 入学登録料 | 220,000 |
| 施設維持費 | 110,000 |
| 年間授業料(Gr. 1-8) | 1,669,000 |
| キャピタルレビー | 100,000 |
| スクールバス | 235,000 |
| 初年度合計 | ¥2,354,000 |
2年目以降は、一時的な入学関連費用が発生しないため、¥2,004,000(授業料+キャピタルレビー+バス代)となります。
その他考慮すべき費用について
含まれていないもの
公開されている料金表には、以下について明記されていません。
- テクノロジー関連費用や端末購入の要件 - 必須のノートパソコン購入費やテクノロジー費は記載されていません
- 昼食/食堂費用 - 給食プログラムについては料金表に詳細がありません
- 教科書や学習教材費 - 授業料に含まれている可能性が高いですが、個別には明記されていません
- 校外学習やキャンプ費用 - 中等部の生徒はキャンプ旅行やその他の校外活動に参加しますが、費用については不明です
- IB試験受験料 - Grades 11-12でIBディプロマを取得予定の生徒は、試験登録費用が別途発生します
- 制服 - 制服規定については言及がなく、通常の私服で通学するものと考えられます
複数のお子様がいるご家庭
兄弟姉妹割引はありません。 複数のお子様を入学させるご家庭は、各生徒についてそれぞれ全額の授業料を支払う必要があります。Grade 2、Grade 7、Grade 10にそれぞれお子様が在籍する3人家族の場合、以下のようになります。
- Grade 2: ¥1,669,000
- Grade 7: ¥1,669,000
- Grade 10: ¥1,701,000
- キャピタルレビー3人分: ¥300,000
- 年間合計: ¥5,339,000
これは相当な財政的負担を意味し、複数在籍に対する軽減措置は公表されていません。
経済的支援・奨学金制度
学校による支援制度はありません
Hiroshima International Schoolでは、奨学金、助成金、経済的困窮に基づく支援制度は一切提供されていません。 公式の学費ページには全ての費用が記載されていますが、以下についての言及はありません。
- 成績優秀者向け奨学金
- 経済的困窮に基づく支援
- 分割払いプランや支払いオプション
- いかなる事情による費用免除
- 給付金や困窮支援基金
すべてのご家庭は、公表されている料金を全額支払うことが求められます。料金体系では私費生と企業スポンサー生を区別していますが、それぞれのカテゴリー内での料金は一律のようです。
外部の資金調達手段
経済的支援を必要とするご家庭は、以下のような方法で独自に資金を確保する必要があります。
- 雇用主による支援 - 多くの国際家庭では、雇用条件の一部として教育手当が含まれています
- 政府や国際的な奨学金制度 - 国際教育を支援する外部プログラム
- 私的な手配 - 家族の資産や借入など
学校側はこれらの外部資金調達手段を仲介・調整することはありません。
費用の比較分析
地域における位置づけ
HISの学費は、日本のインターナショナルスクール市場において中程度の水準です。
- HIS(Hiroshima): ¥1,413,000~¥1,801,000(年間総費用の範囲)
- Fukuoka International School: ¥1,902,000~¥2,296,000
- Hiroshima Global Academy: ¥376,800(12歳~18歳のみが対象で、K-12の総合プログラムではありません)
東京や横浜の主要都市部にあるIB校では、年間費用が¥2,500,000~¥3,000,000を超えることも多く、それと比較するとHISはより手頃な選択肢といえます。ただし、広島の生活費の低さがこの利点を一部相殺しています。
費用対効果
支払う授業料に対して、ご家庭は以下を得ることができます。
- フルIBコンティニュアム(PYP、MYP、DP)- IBの3プログラムすべて
- 少人数制クラス - K-12全体で約180名程度の生徒数で、きめ細やかな指導が可能
- 英語による授業 - すべての科目が英語で行われます
- 国際的な多様性 - 20ヶ国の国籍が在籍
- 優れた進学実績 - IBディプロマ合格率92.4%、平均スコア32.5点
- 手厚い生徒サポート体制 - 常勤カウンセラー、EAL支援、学習支援
- 平和教育プログラム - 広島という土地の歴史的背景ならではの取り組み
支払いに関する方針
具体的な支払い条件については公開資料に詳細な記載はありませんが、一般的なインターナショナルスクールの慣行としては、以下のような形が想定されます。
- 出願料は出願時に支払い
- 入学登録料・施設維持費は合格時に支払い
- 年間授業料は前払い(多くの場合1~2回の分割払い)
- キャピタルレビーは毎年徴収
- オプション費用(バス、EAL)は別途請求
支払いスケジュール、対応する支払い方法、延滞や退学時の返金に関する方針については、入学事務局に直接お問い合わせいただくことをお勧めします。
資金計画に関する提案
入学を検討されているご家庭は、以下の点を考慮することをお勧めします。
- 公表されている費用全額を予算化する - 割引や支援は一切ないものと想定してください
- 年度ごとの値上げを見込む - インターナショナルスクールでは、授業料は通常年2~5%程度上昇します
- 12年間という長期の学びを見据える - 幼稚園から入学した場合、Grade 12までの総投資額は2,000万円を超える可能性があります
- 雇用主の支援を事前に確保する - 転居前に教育手当について交渉しておくことをお勧めします
- 為替変動を考慮する - 海外からのご家庭は通貨リスクに直面します
まとめ
Hiroshima International Schoolの費用構造はシンプルながらも、相当な負担を伴います。1名の生徒にかかる初年度費用は、約180万円(EC/Kで追加費用なしの場合)から約240万円(高等部でバス利用・EAL支援ありの場合)までの範囲です。経済的支援、兄弟姉妹割引、支払いの柔軟性が一切ないため、各家庭は必要な資金を全額用意しておく必要があります。東京圏のインターナショナルスクールと比較すれば学費は中程度の水準ですが、K-12を通じた総投資額は依然として大きく、HISは主に雇用主の支援を受けられる駐在家庭や、国際教育に強くコミットする裕福な地元家庭にとって現実的な選択肢となっています。
この学校はどんな子どもに向いている?
HISは、広島で英語によるIB教育を求める国際的な視野を持つご家庭に最適な学校です。特に、多様性や少人数制クラス、平和を大切にする理念を重視されるご家庭におすすめです。
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概要
Hiroshima International School(HIS)は、幼児教育からGrade 12まで英語で学べる、PYP/MYP/DPを備えた完全なIB一貫校として、西日本において独自の存在感を放っています。約20の国籍から集まる約180名の生徒が在籍しており、日本人生徒が約3分の1、バイカルチュラル(異文化混合)の生徒が約3分の1、駐在員家庭の生徒が約3分の1という多様な構成になっています。少人数ならではの親密なコミュニティと、グローバル・シチズンシップ、平和教育、探究型学習への明確な注力が、この学校で活躍する生徒像を形作っています。
理想的な生徒像
国際家庭・駐在員家庭
HISは国際的に移動の多い家庭のために設計された学校です。入学申請は年間を通じて 受け付けており、仕事の都合で年度途中に広島へ転居してくる家庭にとって特に便利です。授業はすべて英語で行われ、カリキュラムは日本の国家基準ではなく、国際バカロレア(IB)のフレームワークを基盤としています。外交、企業、学術分野出身で、国際カリキュラムの継続性を重視する家庭にとって、HISは自然な選択肢となるでしょう。
同校の大学進学実績はグローバルな移動性の高さを物語っています。卒業生の進学先は、日本国内(東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学)、アメリカ(Harvard、UC各校、NYU)、イギリス(Imperial College London、UCL、Edinburgh)、オーストラリア(Melbourne、Monash)、カナダ(UBC)、韓国(KAIST、Yonsei)など、多岐にわたります。
グローバルな志向を持つバイカルチュラル・日本人家庭
在校生のかなりの割合を、日本人およびバイカルチュラルの子どもたちが占めています。こうした家庭は一般的に、英語力の維持、国際的に通用する資格の取得、異文化対応力の育成を望んでいます。広島という立地により、生徒は日本社会の中で生活しながら国際教育を受けることができます。
ただし、入学を検討する家庭は、HISがすべて英語で運営されていることを理解しておく必要があります。日本語は追加言語科目として教えられていますが、生徒は日本の国家カリキュラムに従うわけではなく、従来の方法で日本の大学入試を目指すこともありません。そのため、HISは海外在住経験のある日本人家庭、バイリンガルの子どもを持つ家庭、あるいは国際的な高等教育への進学を明確に望む家庭に最も適していると言えます。
少人数の探究型環境で力を発揮する生徒
全学年合わせて約180名という総生徒数のため、クラス規模は非常に小さくなっています。同校は「すべての生徒が一人ひとり理解されている」ことを重視し、生徒の主体性と学びへの情熱を育むことに注力しています。この環境は、特に以下のような生徒に恩恵をもたらします。
- 競争よりも協働的な学習環境を好む生徒(HISでは生徒の順位付けや学業成績による表彰は行いません)
- 暗記型学習よりも、探究型・概念型の学びを楽しめる生徒
- 教師や仲間との個人的な人間関係を大切にする生徒
- 個別対応やサポートを求める生徒
IBのフレームワークは、批判的思考力、リサーチスキル、教科横断的なつながりを重視します。知的好奇心が旺盛で、自発的に学ぶ意欲があり、答えが一つに定まらない問いにも柔軟に対応できる生徒が、この環境で力を発揮する傾向にあります。
平和とサービス精神を大切にする生徒
広島という立地は、HISのアイデンティティに深く影響を与えています。同校のモットーは「Diversity, Inclusion, Peace(多様性、包摂、平和)」を中心に据えており、これは単なる理念にとどまりません。生徒は次のような具体的な平和活動に参加しています。
- The Thousand Crane Club(千羽鶴クラブ):世界各地から折り鶴を集めて糸に通し、広島の「子どもの平和記念碑」に捧げる活動
- The Peace Ride(ピース・ライド):広島と長崎の平和公園間、450kmを自転車で走る年次行事で、2015年に生徒たちの発案によって始まりました
- 広島の歴史や現代の平和教育への継続的な取り組み
社会的責任、グローバル・シチズンシップ、積極的なサービスラーニングを重視する家庭にとって、こうしたプログラムは大きな意味を持つでしょう。同校は卒業要件として、すべての生徒にCAS(創造性・活動・奉仕)の履修を義務付けており、学業以外の面でもバランスの取れた成長を重視しています。
英語力の要件
入学申請および授業はすべて英語で行われ、入学試験には年齢に応じた英語読解力テストが含まれます。同校では英語力を補強するためのEAL(English as an Additional Language)サポートを年間追加費用¥100,000で提供していますが、生徒はカリキュラムについていくために十分な英語力を備えている必要があります。
入学を検討する家庭は、お子さまの英語力について現実的に判断することが求められます。まったくの初心者の場合、EALサポートがあっても大きく苦労する可能性があります。入学審査には診断テストが含まれており、「生徒のニーズにHISが対応できるかどうか」を見極めます。集中的な言語サポートを必要とする生徒については、学校側が十分に対応できないと判断された場合、入学が認められないこともあります。
同校は発展途上の英語力を持つ生徒に対しても、その可能性を示すことができれば柔軟に対応し、支援を行っています。しかし、学業面での成功を収めるためには、入学当初からある程度実用的な英語理解力が必要であることは念頭に置くべきです。
学業面での期待と生徒サポート
HISは確かな学業水準を維持しており、IBディプロマの合格率は92.4%(2007年〜2024年)、長期平均スコアは32.5点 です(2024年卒業生の平均は30点)。これらの結果は世界のIB平均値に近く、過度に競争的な結果というよりも、安定した水準の高いパフォーマンスを示していると言えます。
同校は以下を含む包括的な生徒サポート体制を整えています。
- 幼児教育からGrade 12までを対象とする常勤カウンセラー
- 社会性・情緒面のニーズに応じた個別・グループカウンセリング
- 学習支援サービス
- 中高生を対象とした大学進学・キャリアカウンセリング
- 自己認識、共感力、レジリエンスを育む社会性・情緒学習(SEL)プログラム
手厚いパストラルケア(心のケア)を必要とする生徒、学習面での配慮を必要とする生徒、または積極的なメンタルヘルス支援を評価する家庭にとって、これらのリソースは大きな価値を持つでしょう。教師、カウンセラー、家庭が連携するアプローチにより、学業面や個人的な課題を抱える生徒を支えるセーフティネットが形成されています。
費用面での考慮事項
2025-26年度の年間授業料は、幼児教育・幼稚園部門の¥1,313,000からGrades 9-12の¥1,701,000までの幅があり、これに加えて合計約¥350,000の一時入学関連費用、および年間¥100,000の施設拡充費(キャピタルレビー)がかかります。オプションのスクールバス利用には年間¥235,000が追加されます。
重要な点として、HISは奨学金、学費援助、兄弟姉妹割引を一切提供していません。個別に民間または企業のスポンサーシップを手配しない限り、すべての家庭が公表されている全額の費用を負担することになります。そのため、HISは主に以下のような家庭にとって利用しやすい学校と言えます。
- 雇用主が教育費を負担してくれる企業派遣家庭
- 十分な経済的余裕のある家庭
- 国際教育を長期的な投資として重視する日本人家庭
学費援助を必要とする家庭は、出願前にこの現実をよく検討する必要があります。同校は例外のない一律の費用体系を維持しています。
向いていない可能性のあるケース
以下のような場合、HISは適さない可能性があります。
- 寄宿設備を求める生徒:HISは通学制のみの学校です
- 日本のカリキュラムを重視する家庭:生徒は日本の高校入試対策を行わず、文部科学省(MEXT)の基準にも従いません
- 競争重視・試験重視の学習者:同校は生徒の順位付け、GPA算出、標準テスト対策の重視を行っていません
- 英語力が最小限でサポート計画のない生徒:実用的な英語力がなければ、カリキュラムへのアクセスは非常に困難になります
- 学費援助を必要とする家庭:奨学金制度がないため、アクセスしやすさに制約があります
- 大規模校を求める家庭:充実した施設、豊富な選択科目、大人数の同年代集団を望む家庭にとって、HISは小規模すぎると感じられるかもしれません
結論
Hiroshima International Schoolは、特定のコミュニティに対して優れた教育を提供しています。それは、英語によるIB教育を重視し、少人数で親密な学校環境を評価し、平和志向でグローバルな意識を持った理念を受け入れる、国際的な視野を持つ家庭です。同校の多様性、確かな大学進学実績、そして包括的な生徒サポート体制は、移動の多い家庭、バイカルチュラルな生徒、そして国際的な進路を志す日本人家庭にとって、優れた選択肢となります。
入学を検討する家庭は、実際にキャンパスを訪問し、お子さまの英語力を正直に見極め、同校の探究型教育の理念や価値観との相性を確認することをお勧めします。相性の良い家庭にとって、HISは日本でも特に歴史的意義の深い都市において、温かく、グローバルにつながった教育を提供してくれるでしょう。一方、伝統的な日本の教育、大規模校ならではのリソース、あるいは費用面での柔軟性を求める家庭には、他の選択肢がより適している場合もあります。
学校について
- 創立年
- 1962
ミッション
生徒たちは、変化し続ける世界の中で平和のために行動できる、責任感ある地球市民として成長していく力を身につけます。
教育理念
HISは、変化し続ける世界の中で平和のために行動する、責任感ある地球市民を育てることを信念としています。IBの探究型学習の理念に根ざし、生徒一人ひとりが大切にされる少人数のインクルーシブなクラスの中で、主体性、学ぶことへの愛情、そして異文化理解を育んでいます。広島という土地柄は、平和・奉仕・社会性と情動の健やかな成長への学校の取り組みに特別な意味を与えており、これらのテーマはカリキュラムやコミュニティ活動、生徒の日常生活の随所に織り込まれています。
コアバリュー
多様性、インクルージョン、平和
沿革
Hiroshima International Schoolは1962年に設立され、日本国内でも最も歴史の長いインターナショナルスクールの一つです。60年以上の歳月を経て、小規模な外国人向け学校から、PYP、MYP、DPを提供する完全認定のIBコンティニュアム校へと発展を遂げました。大きな節目となったのは、2021年4月に新校舎が開校したことで、広島県知事や広島市長からの祝辞も添えられ、地域社会との深い結びつきが示されました。同校は2007年から2024年にかけて、IBディプロマの合格率92.4%を維持しており、長年にわたる安定した教育の質の高さを物語っています。
よくある質問
広島インターナショナルスクールのカリキュラムは?
IB PYP、IB MYP、IBディプロマを提供しています。
広島インターナショナルスクールはIBワールドスクールですか?
はい、広島インターナショナルスクールはIBワールドスクールとしてIB PYP、IB MYP、IBディプロマを提供しています。
広島インターナショナルスクールの年間授業料は?
年間授業料は¥1,313,000〜¥1,701,000(JPY)で、学年により異なります。
広島インターナショナルスクールの授業料以外の費用は?
授業料のほかに入学金 ¥20,000が必要です。
広島インターナショナルスクールの入学条件は?
HISは国際的または国内での転居に対応するため、年間を通じていつでも出願を受け付けており、決まった締め切りはありません。英語の出願書類を提出する前に、まずはお問い合わせのうえ、学校見学にお越しいただくことをお勧めしています。提出後、生徒は校長との面談を受け、学年に応じた英語の読み書きと数的能力に関する入学審査を受けます。必要書類は、署名済みの入学申込書、健康診断書、既往歴・学業歴、教師による推薦状、過去2年分の成績証明書、パスポートまたは出生証明書です。入学が許可されるのは、HISが生徒のニーズに応えられ、かつその生徒がコミュニティに良い影響をもたらせると判断された場合に限られます。
広島インターナショナルスクールの所在地は?
広島(日本)に所在しています。
広島インターナショナルスクールの対象年齢は?
3歳から18歳までの生徒を受け入れています。
広島インターナショナルスクールの生徒数は?
約180名の生徒が在籍し、20カ国以上から集まっています。
広島インターナショナルスクールにEAL/ESLサポートはありますか?
はい、EAL(英語追加言語)サポートを提供しています。
広島インターナショナルスクールにスクールバスはありますか?
はい、スクールバスを運行しています。スクールバスは年間利用料にてご利用いただけます。
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最終更新: 2026/05/01
出典: 学校公式サイト、認定機関(IBO・CIS 等)、公開情報。